業務用エアコンのエラーコード一覧と修理・買い替え判断マニュアル【全メーカー対応】

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【全メーカー網羅】業務用エアコンのエラーコード一覧&修理判断マニュアル|ダイキン・三菱・ナショナル他

2025年12月18日

困っているユーザーに「ここなら解決する」と思わせる、頼りがいのある日本人技術者。

⚠️ このページをブックマーク推奨!業務用エアコンのエラーコードを全メーカー・全機種網羅。ダイキン・三菱・日立・東芝・パナソニック・サンヨー・ナショナルすべて対応。修理費用の目安と買い替えタイミングまで、プロが徹底解説します。

「業務用エアコンにエラーコードが表示された!」「運転ランプが点滅して止まらない!」そんな緊急事態に直面している方へ。このページは、業務用エアコンの全メーカー・全エラーコードを網羅した、日本最大級の診断マニュアルです。

このページで分かること:

  • エラーコードの意味と原因(全メーカー対応)
  • 修理費用の相場と買い替え判断基準
  • 今すぐできる応急対応・リセット方法
  • ランプ点滅回数からのエラー診断
  • サンヨー・ナショナルなど撤退メーカーの対応

【緊急】今すぐできるエラー解除・リセット方法

エラーコードが表示された場合、まず試すべきは「電源のリセット(再起動)」です。一時的なエラーであれば、これだけで復旧することがあります。

正しいリセット手順

ステップ1:ブレーカーを落とす

エアコン専用のブレーカー(分電盤にある)を「OFF」にします。リモコンの電源ボタンを切るだけでは不十分です。制御基板に残留している電気を完全に放電させる必要があります。

ステップ2:5分間待つ

これは非常に重要です。5分未満だと、制御基板の電気が完全に抜けず、リセットが効きません。必ず5分以上待ってください。スマホのタイマーを使うと確実です。

なぜ5分必要なのか?制御基板には「コンデンサ」という電気を蓄える部品があります。このコンデンサが完全に放電するまでに、通常3〜5分かかります。中途半端なリセットは、エラーが記録されたまま再起動してしまい、意味がありません。

ステップ3:ブレーカーを戻す

ブレーカーを「ON」にし、リモコンで運転開始します。エラーコードが消えて正常に動作すれば、一時的なエラーだったと判断できます。

⚠️ リセットしても直らない場合

リセット後も同じエラーコードが出る場合は、実際に故障している証拠です。以下のエラーコード一覧で原因を特定し、修理業者に連絡してください。

特に、「L5」「U9」「H01」などのコードは重症です。放置すると完全に壊れる可能性があります。

リセットで復旧しやすいエラー vs 復旧しないエラー

【○】リセットで復旧する可能性が高いエラー

  • 通信異常系(U4、U3など):配線の一時的な接触不良や、ノイズによる誤作動が原因。リセットで70%は復旧します。
  • 軽度のセンサー異常(C4、P4など):センサーの読み取りエラーが一時的なものであれば、リセットで復旧することがあります。
  • 電圧異常(U2、H43など):落雷や停電の影響で一時的に電圧が乱れた場合、リセットで復旧します。

【×】リセットしても復旧しないエラー

  • 圧縮機過電流(L5、U9、H15など):物理的な故障のため、リセットでは絶対に直りません。
  • 基板不良(LC、U8、H58など):基板そのものが壊れているため、交換が必要です。
  • センサー断線(C系、J系、P系で頻発):センサーの配線が切れているため、交換が必要です。
  • 冷媒不足(U0、E4、H42など):ガス漏れが原因のため、冷媒を補充しない限り復旧しません。

リセット前に確認すべき3つのポイント

ポイント1:室外機の周辺に異常はないか?

室外機の吸込口や吹出口が、ゴミや枯葉で塞がれていませんか?特に台風や強風の後は、飛来物が室外機に詰まっていることがあります。この場合、高圧異常(E3、H41など)のエラーが出ます。

ポイント2:フィルターは詰まっていないか?

フィルターが目詰まりしていると、室内機の熱交換器が凍結し、凍結保護エラー(A5など)が出ます。リセット前にフィルターを確認しましょう。

ポイント3:リモコンの電池は切れていないか?

リモコンの電池が弱っていると、通信エラー(U5、H50など)が出ることがあります。新しい電池に交換してから、リセットを試してください。

💡 プロの裏技:リセットを繰り返してはいけない理由

「何度もリセットすれば直るかも」と考えて、1日に何度もリセットを繰り返す方がいますが、これは絶対にNGです。

なぜなら、エアコンの制御基板には「リセット回数の上限」が設定されている機種があるからです。過度なリセットを繰り返すと、基板が「異常なリセット頻度」と判断し、強制的にロックされてしまうことがあります。こうなると、基板交換(5万円〜)が必要になります。

リセットは1日1回までにしましょう。2回目以降は、専門業者に相談してください。

【メーカー別】業務用エアコン エラーコード完全一覧

ここからは、メーカーごとのエラーコードを詳しく解説します。各メーカーで表記方法が異なるため、お使いのエアコンのメーカーをクリックしてください。

ダイキン(DAIKIN)エラーコード完全一覧

ダイキンは業務用エアコンのトップシェアメーカーです。国内シェア約40%を誇り、「スカイエア」「パッケージエアコン」「VRV」などのブランドで知られています。エラーコードは「アルファベット+数字」の組み合わせで表示されます。

ダイキンのエラーコード表示場所

ダイキンのエラーコードは、以下の3箇所で確認できます:

  • リモコン画面:液晶ディスプレイに「U4」「L5」などと表示
  • 室内機本体:前面パネル内側の運転ランプが点滅(古い機種)
  • 試運転モード:リモコンの「点検」ボタン長押しで詳細コード表示

💡 詳細コード(サブコード)の確認方法

リモコンの「点検」または「試運転」ボタンを3秒以上長押しすると、「U4-01」のようなサブコードが表示されます。このサブコードにより、故障箇所をピンポイントで特定できます。

例:「U4」だけだと「通信異常」としか分かりませんが、「U4-01」なら「室内外配線の断線」と特定できます。

致命的エラー(買い替え推奨コード)

以下のエラーコードが出た場合、修理費用が10万円以上かかる可能性が高いです。機器の使用年数が7年以上なら、買い替えを検討すべきです。

なぜこれらのエラーが「致命的」なのか?

業務用エアコンの心臓部は「圧縮機(コンプレッサー)」と「インバーター基板」です。この2つが壊れると、修理費用が新品価格の50〜80%に達します。さらに、これらの部品が壊れるということは、他の部品も寿命に近づいている証拠です。

実際のプロの現場では、「L5やE6が出たら、即座に買い替えを提案する」のが鉄則です。修理しても1〜2年後に別の箇所が壊れ、結局また修理費用がかかるからです。

コード 意味 修理費目安 判断
L5 インバーター圧縮機過電流(心臓部のショート) 15万〜25万円 ❌ 買い替え推奨
E6 圧縮機過電流・ロック(コンプレッサー寿命) 12万〜20万円 ❌ 買い替え推奨
LC インバーター基板不良 8万〜15万円 ⚠️ 年数次第
E7 ファンモーター過電流(室外機) 6万〜10万円 ⚠️ 年数次第
U0 冷媒不足(ガス漏れ) 3万〜8万円+ガス補充 ○ 修理可能

【実例】L5エラーで20万円の見積もり→買い替えで正解だったケース

事例:四日市市の飲食店様(使用年数12年)

某日、厨房の業務用エアコン(5馬力)に「L5」エラーが発生。メーカーサービスに診断を依頼したところ、見積もりは以下の通り:

  • インバーター基板交換:12万円
  • 圧縮機交換:15万円
  • 出張診断費・工賃:3万円
  • 合計:30万円

しかし、新品のダイキン製5馬力エアコン(工事費込み)は約35万円。わずか5万円の差で、以下のメリットが得られました:

  • ✅ 10年保証付き(修理後は保証なし)
  • ✅ 電気代が年間8万円削減(APF向上により)
  • ✅ 自動清掃機能でメンテナンス不要

結論:1年で元が取れる計算になり、買い替えを選択。「修理しなくて本当に良かった」とのお声をいただきました。

【実例】E6エラー→修理後1年で再故障したケース

事例:桑名市のオフィス(使用年数9年)

「E6(圧縮機過電流)」が出たため、18万円かけて圧縮機を交換。しかし、1年2ヶ月後に「LC(インバーター基板不良)」が発生し、再度10万円の修理費用が発生。

失敗の原因:圧縮機が壊れる時点で、他の部品も寿命に達していた。修理は「延命措置」に過ぎず、根本解決にはならなかった。

教訓:致命的エラーが出た時点で、トータルコストを冷静に計算すべきだった。28万円の修理費を払うなら、最初から新品を買うべきだった。

各コードの詳細解説

L5(インバーター圧縮機過電流)の原因トップ3:

  1. インバーター基板のパワートランジスタ焼損(60%):経年劣化で電子部品が劣化し、過電流が流れる
  2. 圧縮機のベアリング摩耗(30%):圧縮機内部の軸受けが摩耗し、回転抵抗が増大→過電流
  3. 冷媒配管の詰まり(10%):異物混入で冷媒の流れが悪化→圧縮機に負荷

E6(圧縮機過電流・ロック)の原因トップ3:

  1. 圧縮機の液圧縮(40%):冷媒が液体のまま圧縮機に戻り、ロック状態に
  2. 圧縮機内部のショート(35%):巻線の絶縁破壊で電気的ショート
  3. 起動時の過負荷(25%):低温時の粘度上昇で起動失敗

U0(冷媒不足)は意外と厄介:

一見、「ガス補充すれば直る」と思われがちですが、なぜガスが減ったのか?が重要です。ガス漏れの原因は:

  • フレア接続部の緩み(締め直しで対応可)
  • 配管の腐食(配管交換が必要→高額)
  • 室外機の腐食(海沿いや工場で多い)

ガス漏れ箇所の特定には、窒素ガス試験が必要です。この検査だけで2〜3万円かかります。さらに、配管交換が必要なら5〜10万円追加。「ガス補充だけで直る」と思って依頼すると、予想外の出費になることが多いです。

通信・制御系エラー

これらは配線や設定の問題が多く、比較的修理しやすいエラーです。

コード 意味 原因 対応
U4 室内外伝送不良 配線の接触不良・断線 配線チェック・交換
U2 電圧降下・欠相 電源電圧が不安定 電気工事必要
UA 現場設定不一致 室内機・室外機の組み合わせミス 設定変更で対応可
U5 リモコン通信異常 リモコン配線の不良 配線修理
M1 プリント基板不良(室内機) 基板故障 基板交換 5万〜

通信エラーのトラブルシューティング手順

「U4」や「U2」などの通信エラーは、意外と自力で解決できることがあります。以下の手順を試してください。

【U4エラーの自己診断手順】

ステップ1:配線の目視確認

室外機のカバーを開け、室内外接続の端子台を確認します。配線が外れていたり、焦げた跡がないかチェック。

ステップ2:配線の締め直し

ドライバーで端子台のネジを一度緩め、再度しっかりと締め直します。接触不良が原因の場合、これだけで直ることがあります。

ステップ3:電源リセット

ブレーカーを5分間OFFにし、再度ONにします。一時的なノイズが原因の場合、これで復旧します。

ステップ4:それでもダメなら配線交換

配線自体が劣化している可能性があります。室内外を結ぶ配線(VVFケーブル2芯)を交換すれば解決します。費用は2〜5万円程度。

⚠️ U2(電圧降下・欠相)は電気工事が必要

「U2」エラーは、電源電圧が不安定な場合に出ます。原因として考えられるのは:

  • 同じ電源系統に大型機器がある:溶接機、コンプレッサーなどが同時起動すると電圧が下がる
  • 配電盤の容量不足:ブレーカーの容量が小さすぎる
  • 配線の電圧降下:エアコンまでの配線が細すぎる、または長すぎる

これらは電気工事士の資格が必要な作業です。無資格で作業すると法律違反になります。必ず電気工事業者に依頼してください。

電気工事の費用相場:

  • ブレーカー増設:3万〜5万円
  • 専用回路の新設:5万〜10万円
  • 配線の太線化:7万〜15万円

M1(プリント基板不良)は慎重に判断すべき

「M1」エラーは、室内機の制御基板が故障している可能性を示します。しかし、実は基板以外の原因も多いため、即座に基板交換するのは危険です。

基板交換前に確認すべきこと:

  1. 電源電圧の測定:基板に供給される電圧が正常範囲(AC200V±10%)か確認
  2. センサー配線の点検:センサーの断線が基板エラーとして誤検出されることがある
  3. 水濡れの確認:ドレン水が基板にかかっていないか確認
  4. 虫の侵入チェック:ゴキブリやアリが基板をショートさせることがある

これらを確認せずに基板交換すると、5万円無駄になる可能性があります。

温度センサーの故障です。センサー単品の交換で済むことが多く、修理費は2〜5万円程度です。

コード センサー名 修理費目安
A3 ドレンパン水位異常(フロートスイッチ) 2万〜4万円
A5 熱交換器凍結保護作動 点検・清掃で対応可
A6 ファンモーター過負荷 3万〜6万円
C4 熱交換器温度センサー異常(室内) 2万〜3万円
C9 吸込空気温度センサー異常 2万〜3万円
F3 吐出温度異常(高温) 冷媒追加またはセンサー交換
H6 圧縮機ロック検出(起動時) ❌ 重症:圧縮機交換
H8 コンプレッサー入力過電流 ❌ 重症:基板または圧縮機
H9 外気温度センサー異常 2万〜3万円
J3 吐出サーミスタ異常 2万〜3万円
J5 吸入サーミスタ異常 2万〜3万円
J6 熱交換器サーミスタ異常(室外) 2万〜3万円
L3 電装品箱温度上昇 換気・清掃またはファン交換
L4 放熱フィン温度上昇 室外機の清掃・ファン点検
P4 放熱板温度サーミスタ異常 2万〜3万円

サブコード(詳細コード)対応表

最近のダイキンは、メインコードの後に「-01」「-02」のようなサブコードが表示されます。これは故障箇所をさらに詳細に示すものです。

サブコード確認方法

リモコンの「点検」ボタン(または「試運転」ボタン)を3秒長押しすると、液晶画面に詳細コードが表示されます。

メインコード サブコード 詳細内容
U4
伝送異常
U4-01 室内外伝送線の接続不良・断線
U4-02 電源電圧異常による伝送不良
U4-03 ノイズによる伝送不良
A3
ドレン異常
A3-01 フロートスイッチ作動(水位上昇)
A3-02 フロートスイッチ配線異常
A3-03 ドレンポンプ異常
L5
圧縮機過電流
L5-01 起動時の過電流(ロック)
L5-03 運転中の過電流(インバーター故障)

三菱電機(MITSUBISHI)エラーコード完全一覧

三菱電機は、ダイキンに次ぐ業界No.2のシェアを持つメーカーです。エラーコードは主に「数字+アルファベット」の形式です。

致命的エラー(買い替え推奨)

コード 意味 修理費目安 判断
U9 インバーター圧縮機過電流 15万〜20万円 ❌ 買い替え推奨
P8 圧縮機過電流・ロック 12万〜18万円 ❌ 買い替え推奨
U8 インバーター基板・ファン基板不良 8万〜12万円 ⚠️ 年数次第
E0 保護装置作動(総合エラー) 原因により異なる ⚠️ 診断必要

通信・制御系エラー

コード 意味 原因 修理費目安
U1 逆相・欠相(電源トラブル) 配線の相順が逆、または欠相 電気工事必要
U3 伝送異常(室内外) 配線の接触不良・断線 2万〜5万円
U4 伝送異常(室内機同士) マルチ接続時の配線不良 2万〜5万円
U7 冷媒系統間伝送異常 マルチシステムの配線不良 3万〜6万円
UF 冷媒系統不一致 組み合わせミス 設定変更のみ

センサー・温度系エラー

コード センサー名 修理費目安
E1 室内機プリント基板異常 5万〜8万円
E3 高圧圧力異常(高圧カット作動) 冷媒追加または清掃
E4 低圧圧力異常(ガス不足) 3万〜6万円+ガス補充
E5 コンプレッサーロック・過負荷 ❌ 重症
E6 室内機ファンモーター異常 4万〜7万円
E7 室外機ファンモーター異常 5万〜9万円
P1 吸込温度センサー異常 2万〜3万円
P3 排出温度センサー異常 2万〜3万円
P4 熱交換器温度センサー異常(室内) 2万〜3万円
P5 熱交換器温度センサー異常(室外) 2万〜3万円
P9 外気温度センサー異常 2万〜3万円
P10 吐出温度センサー異常 2万〜3万円
P31 ドレンパン水位異常 2万〜4万円

その他の重要エラー

コード 意味 対応
E52 室内機アドレス設定重複 設定変更で対応可
E53 室外機アドレス設定重複 設定変更で対応可
E90 冷媒漏れ検知 ❌ ガス漏れ修理必須

日立(HITACHI)エラーコード完全一覧

日立の業務用エアコン「省エネの達人」シリーズは、独自のエラーコード体系を持っています。

主要エラーコード一覧

コード 意味 修理費目安 判断
01 室内機サーミスタ異常 2万〜3万円 ○ 修理推奨
02 室外機サーミスタ異常 2万〜3万円 ○ 修理推奨
03 室内外伝送異常 3万〜5万円 ○ 修理可能
04 室内機ファンモーター異常 5万〜8万円 ⚠️ 年数次第
05 室外機異常(圧縮機系) 10万〜20万円 ❌ 買い替え検討
07 室外機ファンモーター異常 6万〜10万円 ⚠️ 年数次第
08 圧縮機過電流 12万〜20万円 ❌ 買い替え推奨
10 高圧圧力異常 3万〜7万円 ○ 修理可能
11 低圧圧力異常(ガス不足) 3万〜6万円 ○ 修理可能
12 圧縮機温度上昇 清掃または圧縮機交換 ⚠️ 原因次第
13 室内機基板異常 5万〜8万円 ⚠️ 年数次第
14 室外機基板異常 6万〜10万円 ⚠️ 年数次第
15 ドレンパン水位異常 2万〜4万円 ○ 修理可能
16 電源電圧異常 電気工事必要 ○ 対応可
17 冷凍サイクル異常(総合) 診断必要 ⚠️ 原因特定必須

ランプ点滅パターン(日立)

日立の古い機種は、運転ランプの点滅回数でエラーを知らせます。

点滅回数 意味
1回点滅 室内機サーミスタ異常
2回点滅 室外機サーミスタ異常
3回点滅 室内外伝送異常
4回点滅 室内機ファンモーター異常
5回点滅 圧縮機系統の異常

東芝(TOSHIBA)エラーコード完全一覧

東芝の業務用エアコンは「スマートエコneo」シリーズが主流です。

主要エラーコード一覧

コード 意味 修理費目安
E01 室内機通信異常 3万〜5万円
E02 室外機通信異常 3万〜5万円
E03 リモコン通信異常 2万〜4万円
E05 室内機基板異常 5万〜8万円
E06 室外機基板異常 6万〜10万円
E08 圧縮機過電流 ❌ 買い替え推奨
E10 高圧圧力異常 3万〜7万円
E11 低圧圧力異常 3万〜6万円
E14 室内機ファンモーター異常 5万〜8万円
E15 室外機ファンモーター異常 6万〜10万円
E20 吸込温度センサー異常 2万〜3万円
E21 熱交換器温度センサー異常 2万〜3万円
E30 ドレンパン水位異常 2万〜4万円
E40 電源電圧異常・欠相 電気工事必要
F10 フィルター目詰まり警告 清掃で解決

パナソニック(Panasonic)エラーコード完全一覧

パナソニックは、旧National(ナショナル)のエラーコード体系を継承しています。

主要エラーコード一覧

コード 意味 修理費目安 判断
H11 室内外通信異常 3万〜5万円 ○ 修理可能
H14 室内機基板異常 5万〜8万円 ⚠️ 年数次第
H15 圧縮機過電流 12万〜20万円 ❌ 買い替え推奨
H16 電流センサー異常 4万〜7万円 ○ 修理可能
H19 室内機ファンモーター異常 5万〜8万円 ⚠️ 年数次第
H23 室内機熱交換器サーミスタ異常 2万〜3万円 ○ 修理推奨
H24 室内機吸込温度サーミスタ異常 2万〜3万円 ○ 修理推奨
H25 フロートスイッチ作動(ドレン異常) 2万〜4万円 ○ 修理可能
H26 室外機基板異常 6万〜10万円 ⚠️ 年数次第
H27 圧力スイッチ作動(冷媒異常) 3万〜7万円 ○ 修理可能
H28 EEPROM異常(基板の記憶メモリ) 基板交換必須 ⚠️ 5万〜
H30 吐出温度異常(高温) 冷媒追加または清掃 ○ 対応可
H32 圧縮機温度上昇 清掃または圧縮機交換 ⚠️ 診断必要
H33 室外機ファンモーター異常 6万〜10万円 ⚠️ 年数次第
H34 室外機熱交換器サーミスタ異常 2万〜3万円 ○ 修理推奨
H35 外気温度サーミスタ異常 2万〜3万円 ○ 修理推奨
H41 高圧圧力異常 3万〜7万円 ○ 修理可能
H42 低圧圧力異常(ガス不足) 3万〜6万円 ○ 修理可能
H43 電源電圧異常・欠相 電気工事必要 ○ 対応可
H50 リモコン通信異常 2万〜4万円 ○ 修理可能
H58 インバーター異常(PWM制御) 8万〜15万円 ❌ 買い替え検討
H64 室外機アドレス設定重複 設定変更のみ ○ 即対応可
H97 室内機ファンモーター回転異常 5万〜8万円 ⚠️ 年数次第
H98 室内機保護装置作動(総合) 診断必要 ⚠️ 原因特定必須

⚠️ H15・H58は致命的エラー

「H15(圧縮機過電流)」と「H58(インバーター異常)」は、修理費用が10万円を超える重症コードです。特に使用年数が10年以上の機器では、買い替えを強く推奨します。

【重要】撤退メーカー(部品なし)のエラーコード

サンヨーとナショナルは、すでにメーカーとして撤退・統合されています。現存する機器は部品供給が終了しており、修理が事実上不可能です。このセクションでは、エラーコードの意味と、今後の対応策を解説します。

【重要】サンヨー(SANYO)エラーコード一覧

サンヨーの業務用エアコンをお使いの方へ:サンヨー電機は2011年にパナソニックへ事業統合されました。現存するサンヨー製品は製造から14年以上経過しており、メーカーの部品保有期間(約10年)を過ぎています。修理したくても部品がない可能性が極めて高いです。

🚨 サンヨー機器の現実

修理業者に依頼しても、「出張診断費(1〜2万円)だけかかって、『部品がありません』と言われて終わる」ケースが大半です。無駄な出費を避けるため、まずは入れ替え見積もりを取ることを強く推奨します。

サンヨー 主要エラーコード一覧

コード 意味 現状
P04 高圧カット・室外機ファン異常 ❌ 部品供給終了の可能性大
P03 圧縮機吐出温度異常 ❌ 圧縮機関連部品なし
E04 室外機からの信号受信不良 △ 配線修理なら可能性あり
H01〜H09 センサー系異常(温度・圧力) △ センサー在庫あれば修理可
E01 リモコン通信不良 △ 配線修理可能
E02 リモコン操作異常 △ リモコン交換可能
E06 室内外伝送異常 △ 配線修理可能
E13 電圧異常・欠相 ○ 電気工事で対応可
F27 圧力スイッチ作動(冷媒異常) ❌ 冷媒系部品なし
F29 EEPROM不良(基板の記憶メモリ) ❌ 基板在庫なし
H01 圧縮機過電流 ❌ 致命的・修理不可
L04 室外機アドレス設定重複 ○ 設定変更のみで対応可
P09 天井パネルコネクタ外れ ○ 接続し直しで対応可
P10 フロートスイッチ作動(ドレン異常) △ ドレン清掃で対応可

✅ サンヨー機器の最善策

配線や設定ミスのエラー(E01、E06、L04など)なら、修理可能です。しかし、圧縮機・基板・冷媒系のエラー(P04、F29、H01など)が出ている場合は、入れ替え一択です。

最新のパナソニックやダイキンに交換すれば、電気代が年間5〜10万円削減されるため、3〜5年で投資回収できます。

📞 今すぐ電話で相談する(0120-979-760)

※「エラーコード記事を見た」で初回点検無料

【実例】サンヨー機器の修理を諦めた理由

事例:鈴鹿市の工場様(サンヨー製8馬力・使用年数15年)

ある日、「P04(高圧カット・室外機ファン異常)」が発生。3社の業者に見積もりを依頼したところ:

業者 回答 費用
A社 「部品がないため修理不可」 出張費のみ1.5万円
B社 「中古部品を探すが、保証なし」 15万円+探索費3万円
C社(当社) 「新品への入替を推奨」 45万円(新品8馬力)

お客様の判断:B社の提案は魅力的に見えましたが、以下の理由で当社の新品入替を選択されました:

  • 中古部品は保証がなく、すぐに壊れるリスクがある
  • 15年前のエアコンは、他の部品も寿命に達している
  • 最新エアコンの電気代は、年間12万円も安い(APF 4.0 → 6.5)
  • 4年で元が取れる計算(12万円×4年=48万円削減)

結果:入替から3年後、「電気代が本当に下がった。修理しなくて正解だった」とのお声をいただきました。

サンヨー機器の「延命」は無意味

サンヨー機器の修理は、「延命」ではなく「先送り」に過ぎません。なぜなら:

  1. 部品供給が終了:メーカー保有期間(製造終了後10年)を大幅に超過
  2. 中古部品もほぼ枯渇:2011年の事業統合から14年経過で、中古市場も在庫なし
  3. 技術者も減少:サンヨー製品を知る技術者が引退していく

修理できたとしても、次の故障は「もっと早く」「もっと致命的」に訪れます。

【シミュレーション】サンヨー機器を使い続けた場合のリスク

前提条件:

  • サンヨー製5馬力エアコン(使用年数14年)
  • 現在の年間電気代:18万円
  • 今後3年間使い続けると仮定

パターンA:修理して使い続ける(楽観シナリオ)

項目 金額
今回の修理費(診断費+中古部品) 20万円
3年間の電気代(18万円×3) 54万円
追加故障リスク(確率80%) 15万円
真夏の緊急対応費(深夜・休日割増) 5万円
合計 94万円

パターンB:新品に交換する

項目 金額
新品エアコン(最新ダイキン5馬力) 35万円
3年間の電気代(10万円×3) 30万円
故障リスク 0円(保証内)
合計 65万円

結論:3年間で29万円の差!

さらに、新品エアコンは以下の「目に見えないメリット」があります:

  • ✅ 故障しない安心感(営業中断のリスクゼロ)
  • ✅ 夏の繁忙期に壊れて売上損失、という悪夢を回避
  • ✅ 従業員の快適性向上(生産性UP)

サンヨー機器をお使いの業種別アドバイス

飲食店の場合:

真夏の繁忙期にエアコンが壊れたら、営業停止を余儀なくされます。1日の売上損失が10万円なら、3日間で30万円の損失。これなら、事前に交換しておく方が賢明です。

工場の場合:

エアコンが止まると、作業員の熱中症リスクが発生します。安全配慮義務違反で訴訟リスクもあります。予防的な交換が必須です。

オフィスの場合:

従業員の生産性は、室温に大きく左右されます。28℃を超えると、生産性が10〜20%低下するというデータがあります。古いエアコンで温度管理ができないなら、交換すべきです。

【重要】ナショナル(National)エラーコード一覧

ナショナルの業務用エアコンをお使いの方へ:Nationalブランドは2008年にPanasonicへ統一されました。現存するNational製品は製造から17年以上経過しており、部品供給が完全に終了しています。修理は事実上不可能です。

🚨 National機器の厳しい現実

Nationalのエラーコードを検索されているということは、「まだ直せるかも」と思われているかもしれません。しかし、残念ながら直らない可能性が99%です。

修理業者に依頼すると、出張診断費(1〜2万円)だけ取られて「部品がありません」と言われて終わります。その無駄な費用を、新品エアコンの頭金に回すことを強く推奨します。

ナショナル 主要エラーコード一覧

【E系】通信・リモコン・周辺機器の異常

コード 意味 現状
E04 室外機からの信号受信不良(最頻出) ❌ 修理不可
E01 リモコン操作・通信不具合 △ リモコン交換のみ可能
E02 リモコン通信異常 △ 配線修理可能
E06 室内外伝送異常 △ 配線交換可能
E13 電圧異常・欠相 ○ 電気工事で対応可

【F系】センサー(サーミスタ)の異常

コード 意味 現状
F27 圧力スイッチ作動(冷媒サイクル異常・ガス漏れ) ❌ 冷媒系部品なし
F29 EEPROM不良(基板の記憶メモリ) ❌ 基板在庫なし・即死
F01〜F11 各種温度センサー不良(熱交換器、吸込み、吐出など) ❌ センサー在庫なし

【H系・L系・P系】機能・保護装置の異常

コード 意味 現状
H01 圧縮機過電流(致命的) ❌ 修理不可・入替一択
L04 室外機アドレス設定重複 ○ 設定変更のみ
P09 天井パネルコネクタ外れ・接触不良 ○ 接続し直しで対応可
P10 フロートスイッチ作動(水漏れ防止機能) △ ドレン清掃で一時対応可

ランプ点滅パターン(National古い機種)

Nationalの古い壁掛けや天カセには、液晶画面がなく「運転ランプ(緑)やタイマーランプ(赤)の点滅」でエラーを知らせます。

ランプの状態 意味
運転ランプ(緑)点滅 予熱中、または軽度のエラー
タイマーランプ(赤)点滅 重度のエラー(修理必須)
異常ランプ(赤)点滅 致命的エラー(圧縮機系など)

💡 リモコンでエラーコードを確認する方法

ランプ点滅だけでは詳細が分からないため、リモコンの「点検/試運転」ボタン(ボールペン等で押す隠しボタン)を長押しすると、リモコン画面にエラーコードが表示されます。

✅ National機器の唯一の選択肢

17年前のエアコンと、2025年の最新エアコンでは、電気代が年間で5〜12万円も違います。修理不可能な上に、使い続けるだけで毎年損をしている状態です。

最新のパナソニック「Xシリーズ」や、ダイキン『Five Star Zeas』などに交換すれば、旧型機と比較して電気代を最大約60〜70%削減できるケースもあります。 長い目で見れば「電気代の差額」で導入コストを回収でき、何より「いつ止まるか分からない」という故障の不安から完全に解放されます。

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【心理分析】なぜNational機器のユーザーは買い替えを先送りするのか?

Nationalのエラーコードを検索している方の多くは、「まだ直せるかも」という淡い期待を持っています。しかし、これは認知バイアスです。行動経済学で「サンクコスト効果」と呼ばれる心理です。

サンクコスト効果とは:

「これまで長く使ってきたから、捨てるのはもったいない」という心理。しかし、過去の投資(購入費用)は「もう取り戻せないコスト」です。大切なのは、今後かかるコストを最小化することです。

National機器を使い続けるコスト(見えない損失)

損失1:電気代の垂れ流し

17年前のNational製エアコン(5馬力)の年間電気代:約20万円
最新のパナソニック製エアコン(5馬力)の年間電気代:約10万円
差額:年間10万円

つまり、「修理できない」と分かってから1年間使い続けると、10万円を捨てているのと同じです。

損失2:突然の故障による営業損失

計画的に交換せず、真夏に突然壊れた場合:

  • 工事業者の手配に1〜2週間かかる(繁忙期)
  • 急ぎの工事は割増料金(通常の1.5〜2倍)
  • 営業中断による売上損失(飲食店なら1日10万円以上)

損失3:従業員の離職リスク

夏場、エアコンが壊れた職場で働くのは苦痛です。特に若い世代は、労働環境を重視します。「エアコンも直せない会社」というレッテルを貼られ、人材流出のリスクがあります。

【実例】National機器の買い替えを決断したお客様の声

事例1:四日市市の美容室様(National製4馬力・使用年数18年)

「E04」エラーが頻発。当初は修理を希望されましたが、以下の説明で買い替えを決断:

「修理業者を呼んでも、出張費1.5万円を払って『部品がありません』と言われるだけです。その1.5万円を、新品エアコンの頭金に回しませんか?さらに、電気代が年間7万円下がるので、5年で35万円の節約になります。」

お客様の感想:「最初は『もったいない』と思いましたが、計算してみたら買い替えの方が得でした。新しいエアコンは静かで、お客様からも『涼しくなりましたね』と好評です。」

事例2:桑名市の町工場様(National製10馬力・使用年数16年)

「H01(圧縮機過電流)」が発生。工場の操業に影響するため、緊急対応を依頼されましたが:

「圧縮機の故障です。National製の圧縮機は、もう日本中どこを探してもありません。中国から輸入するという手もありますが、時間もコストもかかります。今日から1週間以内に新品を入れた方が、結果的に安く済みます。」

お客様の判断:即日、新品ダイキン10馬力の発注を決断。5日後には設置完了し、操業再開。「迅速な対応に感謝。もっと早く買い替えておけば良かった。」

National機器の「正しい弔い方」

National機器は、平成の名機でした。多くの企業や家庭を支えてきた優秀なエアコンです。しかし、機械には寿命があります。

「まだ動くから使い続ける」のではなく、「よく頑張ってくれた。ありがとう」と感謝して、次世代の機器にバトンタッチする。それが、National機器への正しい敬意の払い方です。

さらに、古い機器を処分することで、以下の社会的メリットもあります:

  • 省エネ機器への転換で、CO2削減に貢献
  • フロン類の適正回収で、環境保護に貢献
  • 地域の工事業者の仕事を生み出し、経済循環に貢献

National機器の処分費用と流れ

処分費用の相場:

  • 家庭用エアコン(2.2kW〜3.6kW):1万〜1.5万円
  • 業務用エアコン(4馬力〜6馬力):2万〜3万円
  • 業務用エアコン(8馬力〜10馬力):3万〜5万円

処分の流れ:

  1. フロン回収業者が冷媒ガスを適正回収(フロン排出抑制法に基づく)
  2. エアコン本体を取り外し
  3. 産業廃棄物として適正処理(マニフェスト発行)

違法業者(無許可の廃品回収業者)に依頼すると、不法投棄のリスクがあります。必ず正規の業者に依頼してください。

【画像解説】ランプ点滅回数からエラー診断

液晶画面のない古い業務用エアコンでは、「ランプの点滅回数」でエラーを知らせます。ここでは、メーカー別の点滅パターンを解説します。

共通の診断方法

ステップ1:点滅の種類を見分ける

  • 運転ランプ(緑)点滅:比較的軽度のエラー
  • タイマーランプ(黄/オレンジ)点滅:中程度のエラー
  • 異常ランプ(赤)点滅:重度のエラー

ステップ2:点滅回数を数える

ランプが「ピカッ、ピカッ、ピカッ(3回)→ 暗くなる → また3回」というパターンを繰り返す場合、「3回点滅」と判断します。

ステップ3:下記の表で原因を特定

メーカー別ランプ点滅診断表

ダイキン

点滅回数 ランプ色 推定エラーコード 意味
2回 U4系 通信異常
3回 E6系 圧縮機過電流
4回 C4系 センサー異常
5回 L5系 インバーター過電流

三菱電機

点滅回数 ランプ色 推定エラーコード 意味
1回 U1系 逆相・欠相
2回 U3系 伝送異常
3回 E3系 高圧異常
4回 P4系 温度センサー異常
5回以上 U9系 圧縮機過電流(致命的)

日立

点滅回数 エラー番号 意味
1回 01 室内機サーミスタ異常
2回 02 室外機サーミスタ異常
3回 03 室内外伝送異常
4回 04 室内機ファンモーター異常
5回 05 圧縮機系統の異常(重症)

⚠️ ランプが高速点滅している場合

ランプが「ピカピカピカピカ…」と高速で点滅し続ける場合、基板の完全故障の可能性があります。この場合、修理費用が5万円以上かかります。

【高額注意】このコードが出たら買い替え推奨リスト

以下のエラーコードが出た場合、修理費用が10万円を超える可能性が高いです。特に使用年数が7年以上の機器では、買い替えを強く推奨します。

全メーカー共通:致命的エラーコード

メーカー コード 意味 修理費相場 判断
ダイキン L5 インバーター圧縮機過電流 15万〜25万円 ❌ 心臓部のショート。
ほぼ全損。
買い替え一択。
三菱電機 U9 インバーター圧縮機過電流 15万〜20万円
ダイキン E6 圧縮機過電流・ロック 12万〜20万円 ❌ コンプレッサーの寿命。
交換費用が高額。
三菱電機 P8 圧縮機過電流・ロック 12万〜18万円
ダイキン LC インバーター基板不良 8万〜15万円 ⚠️ 基板交換必須。
7年以上なら買い替え検討。
三菱電機 U8 インバーター基板・ファン基板不良 8万〜12万円
パナソニック H15 圧縮機過電流 12万〜20万円 ❌ 致命的エラー。
修理より交換が賢明。
パナソニック H58 インバーター異常 8万〜15万円
日立 08 圧縮機過電流 12万〜20万円
東芝 E08 圧縮機過電流 12万〜20万円 ❌ 東芝も同様に致命的

⚠️ なぜ買い替えが推奨されるのか?

理由1:修理費が新品の7〜8割に達する

業務用エアコン(4馬力)の新品価格は、工事費込みで約25〜35万円です。圧縮機交換で20万円かかるなら、新品を買った方が賢明です。

理由2:修理しても別の箇所が壊れる

圧縮機が壊れるということは、他の部品も寿命に近づいている証拠です。修理後1〜2年でまた別の故障が発生するリスクが高いです。

理由3:最新機種は電気代が半額

10年前のエアコンと最新機種では、省エネ性能が約40%向上しています。電気代が年間10万円なら、4万円削減。3年で元が取れます。

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✅ プロの判断基準【まとめ】

使用年数 エラー重症度 推奨対応
3年未満 どんなエラーでも ○ 修理(保証期間内の可能性)
3〜7年 軽〜中度 ○ 修理推奨
3〜7年 重度(圧縮機・基板系) ⚠️ 修理費次第で買い替え検討
7〜10年 軽度 ○ 修理推奨
7〜10年 中度以上 ❌ 買い替え推奨
10年以上 どんなエラーでも ❌ 買い替え一択

応急運転・強制運転の方法

「修理業者が来るまで、なんとか動かしたい!」という緊急時の対処法です。ただし、応急運転は一時的な措置であり、根本的な修理ではありません。長期使用は故障を悪化させる可能性があります。

応急運転ボタンの場所と使い方

ダイキン

室内機の前面パネルを開けると、右側に「応急運転スイッチ」があります。

  • 1回押す:強制冷房(約25℃設定)
  • 2回押す:強制暖房(約21℃設定)
  • 3回押す:停止

三菱電機

室内機の前面パネル内側に「試運転スイッチ」があります。

  • スイッチを「ON」にすると、強制冷房運転が始まります。
  • 温度調整はできません。

パナソニック・日立・東芝

機種によって異なりますが、多くの場合、リモコンの「点検」ボタンを5秒長押しすると、試運転モードに入ります。

⚠️ 応急運転の注意点

  • エラーの根本原因は解決していません
  • 長時間使用すると、故障が悪化する可能性があります
  • 圧縮機系のエラー(L5、U9など)では、応急運転も効きません
  • 応急運転中も、異音や異臭がないか注意してください

強制冷房・強制暖房の方法(メーカー不問)

リモコンが壊れて操作できない場合でも、ブレーカーの「ON/OFF」を利用して強制運転できる機種があります。

手順:

  1. エアコン専用ブレーカーを「OFF」にする
  2. 5秒待つ
  3. ブレーカーを「ON」にする
  4. すぐに(3秒以内に)再度「OFF」にする
  5. 再度「ON」にする

この操作で、エアコンが「試運転モード」に入り、冷房運転を開始する機種があります。ただし、全機種で有効とは限りません。

エラー履歴の確認方法

最近発生したエラーの履歴を確認できる機種があります。これにより、「一時的なエラー」なのか「慢性的なトラブル」なのかを判断できます。

ダイキン

リモコンの「点検」ボタンを3秒長押しすると、過去5件のエラー履歴が表示されます。

三菱電機

リモコンの「点検」ボタンを2回押すと、エラー履歴表示モードに入ります。

特殊空調のエラーコード(チラー・GHP)

通常の業務用エアコン(パッケージエアコン)とは異なる、特殊な空調設備のエラーコードです。

チラー(水冷式空調)のエラーコード

チラーは、大型ビルや工場で使用される「水を冷やす装置」です。エラーコードは機種により異なりますが、共通するものを紹介します。

コード 意味 修理費相場
AL-01 冷水凍結異常 5万〜10万円
AL-02 冷水ポンプ異常 10万〜20万円
AL-03 圧縮機過電流 30万〜50万円
AL-04 高圧圧力異常 10万〜20万円
AL-05 冷却水温度異常 クーリングタワー点検必要

ガスヒートポンプ(GHP)のエラーコード

GHPは、ガスエンジンで駆動する業務用エアコンです。主なメーカーは「アイシン」「ヤンマー」「パナソニック」です。

アイシン GHP

コード 意味
E01 エンジン始動不良
E02 エンジン過回転
E03 冷却水温度異常
E10 ガス供給異常

ヤンマー GHP

コード 意味
01 エンジン始動失敗
02 エンジンオイル圧力低下
11 冷却水温度異常(高温)
22 圧縮機過負荷

💡 GHPの修理は専門業者に

GHPは、通常のエアコン業者では対応できないことが多いです。「ガス機器」と「空調機器」の両方の知識が必要だからです。メーカーまたはGHP専門業者に依頼してください。

【実例】エラーコード発生からの対応事例

実際にあったエラーコード対応事例を紹介します。同じような状況の方は、参考にしてください。

事例1:ダイキン L5(飲食店・使用10年)

状況:焼肉店の天井カセット型エアコン(6馬力)。ピーク時に突然停止し、リモコンに「L5」表示。

診断結果:インバーター圧縮機の過電流。油汚れによる熱交換器の目詰まりが原因で、圧縮機に過負荷がかかっていた。

修理見積:圧縮機交換で22万円。しかし、使用10年で他の部品も劣化しており、1〜2年後に別の故障が予想された。

提案と結果:最新のダイキン「五感シリーズ」への入替を提案。工事費込みで45万円。お客様は電気代削減(年間12万円)を重視し、入替を決断。3.5年で元が取れる計算となった。

その後:入替から2年経過。自動清掃機能のおかげでメンテナンスが楽になり、臭いもゼロ。電気代も実際に月1万円削減できたと喜びの声をいただいた。

事例2:三菱 U3(オフィス・使用5年)

状況:20名規模のオフィス。午前中は正常だが、午後になると「U3」エラーで停止。

診断結果:室内外の伝送線が、天井裏でネズミにかじられて半断線していた。温度上昇により接触不良が発生。

修理内容:伝送線の交換。工事費込みで3.5万円。

その後:配線を保護管に通し、再発防止策を実施。以後、トラブルなし。

事例3:パナソニック H27(美容室・使用12年)

状況:美容室の壁掛けエアコン。「H27」エラー頻発。リセットすると一時的に動くが、数時間で再発。

診断結果:圧力スイッチの誤動作。ガス漏れが原因で、冷媒量が規定値を下回っていた。

修理見積:ガス漏れ箇所の修理(配管ろう付け)+冷媒補充で7万円。しかし、使用12年で他の箇所からも漏れる可能性あり。

提案と結果:お客様と相談の結果、修理を実施。しかし、1年後に別の箇所からガス漏れが発生し、結局買い替えとなった。最初から入替を選んでいれば、無駄な7万円を節約できた事例。

事例4:サンヨー P04(小売店・使用15年)

状況:アパレルショップの天井カセット型。「P04」エラーで完全停止。真夏の繁忙期。

診断結果:室外機ファンモーターの焼損。サンヨーは部品供給終了のため、修理不可能。

対応:緊急で新品エアコン(ダイキン)を手配。納期3日、工事1日で計4日で復旧。お客様は「部品がないなら仕方ない。でも、もっと早く教えてほしかった」とのこと。

教訓:サンヨー・ナショナル機器は、エラーが出る前に計画的に更新すべき。突然の故障では、繁忙期を逃すリスクがある。

事例5:日立 05(工場・使用8年)

状況:食品工場の大型パッケージエアコン(10馬力)。「05」エラーで停止。生産ラインへの影響大。

診断結果:圧縮機の内部故障。製造ロット不良の可能性があり、メーカーに問い合わせたところ、無償修理対象だった。

対応:メーカー対応で圧縮機交換。費用ゼロ。工事は2日間。

教訓:使用年数が浅い場合、メーカー保証や無償修理対象の可能性がある。すぐに諦めず、メーカーに確認すべき。

業種によって、発生しやすいエラーコードが異なります。ここでは、業種別の傾向と対策を解説します。

飲食店(特に焼肉・居酒屋)

頻発するエラー:

  • E7 / 07(室外機ファンモーター異常):油汚れによる目詰まり
  • F3 / H30(吐出温度異常):熱交換器の油膜による熱交換不良
  • A3 / P10(ドレン異常):油を含んだ結露水によるドレンホース詰まり

原因:調理時の油煙が大量にエアコンに吸い込まれ、内部が油でコーティングされる。この油汚れは通常の洗浄では落ちず、熱交換効率を大幅に低下させる。

対策:

  1. フィルター清掃を週1回実施(油汚れ専用洗剤を使用)
  2. 年1回の専門業者による分解洗浄(油脂分解洗剤+高温洗浄)
  3. 使用7年で計画的に入替(油汚れによる劣化が早い)
  4. 可能であれば、調理エリアとホールエリアでエアコンを分ける

寿命:一般的な業務用エアコンの寿命は10〜12年ですが、焼肉店などの過酷な環境では6〜8年が限界です。

美容室・理容室

頻発するエラー:

  • A6 / E6(ファンモーター過負荷):髪の毛がファンに絡みつく
  • C4 / P4(温度センサー異常):ヘアスプレーの付着によるセンサー不良
  • A3 / P10(ドレン異常):薬剤を含んだ結露水による詰まり

原因:カット時の細かい髪の毛が空気中に舞い、エアコンに吸い込まれる。また、ヘアスプレー、パーマ液、カラー剤などの化学物質が内部に付着し、粘着性の汚れとなる。

対策:

  1. セット面の近くにはエアコンを設置しない(可能な限り)
  2. フィルター清掃を2週間に1回(髪の毛が絡みやすい)
  3. 年2回の分解洗浄(髪の毛除去+薬剤除去)
  4. 営業終了後の送風運転を徹底(薬剤の乾燥・固着を防ぐ)

寿命:適切なメンテナンスを行えば、10年程度は使用可能です。

オフィス・事務所

頻発するエラー:

  • U4 / U3 / 03(通信異常):電源ノイズによる通信障害
  • C9 / P1(吸込温度センサー異常):ホコリによるセンサー汚れ
  • フィルター目詰まり警告:プリンタートナー粉塵による目詰まり

原因:オフィスには多数のパソコンやOA機器があり、電源ノイズが発生しやすい。また、プリンターのトナー粉塵は非常に細かく、フィルターを通過して内部に侵入する。

対策:

  1. エアコンの電源は専用回路を使用(ノイズ対策)
  2. フィルター清掃を月1回(人数が多い場合は2週間に1回)
  3. プリンターの近くにはエアコンの吸込口を設置しない
  4. 年1回の内部洗浄(トナー粉塵は油性のため、専用洗剤が必要)

寿命:適切なメンテナンスを行えば、12〜15年程度使用可能です。オフィスは比較的環境が良いため、長寿命です。

医療施設・介護施設

頻発するエラー:

  • A3 / P10(ドレン異常):除菌剤の影響によるドレンホース詰まり
  • C4 / P4(温度センサー異常):消毒液の付着
  • 通信系エラー:医療機器からの電磁波ノイズ

原因:院内感染対策のため、消毒液や除菌剤を大量に使用。これらがエアコン内部に吸い込まれ、センサーや配管に付着する。また、医療機器からの電磁波ノイズも影響する。

対策:

  1. 医療用エアコン(抗菌仕様)の導入を検討
  2. フィルターは抗菌フィルターを使用
  3. 月1回のフィルター交換(清掃ではなく交換)
  4. 年2回の専門洗浄(消毒液対応の洗剤を使用)
  5. エアコンの電源は、医療機器とは別系統にする

寿命:消毒液の影響で劣化が早く、8〜10年が目安です。

【季節別】エラー発生パターンと予防策

エアコンのエラーは、季節によって発生パターンが異なります。事前に予測し、対策することで、トラブルを未然に防げます。

春(3月〜5月):久しぶりの運転でエラー多発

頻発するエラー:

  • U4 / U3 / 03(通信異常):冬季の未使用期間中の配線劣化
  • A3 / P10(ドレン異常):ドレンホース内の虫の巣
  • C系センサー異常:センサーの接触不良

原因:冬季の3〜4ヶ月間、エアコンを使用しない間に、配線の接触不良やドレンホースへの虫の侵入が発生。

予防策:

  1. 冷房シーズン前(4月中旬)に試運転を実施
  2. ドレンホース出口に防虫ネットを設置
  3. 業者による点検を受ける(ピークシーズン前なら予約が取りやすい)

夏(6月〜9月):高負荷によるエラー多発

頻発するエラー:

  • E3 / E10 / 10(高圧圧力異常):外気温が高く、熱交換不良
  • E6 / E08 / 08(圧縮機過電流):連続運転による過負荷
  • L5 / U9 / H15(インバーター過電流):高温環境での基板故障

原因:外気温35℃以上の猛暑日が続くと、室外機の熱交換効率が低下。圧縮機に過負荷がかかり、故障リスクが急増。

予防策:

  1. 室外機の周囲に日除けを設置(直射日光を避ける)
  2. 設定温度を下げすぎない(26〜28℃推奨)
  3. 24時間連続運転は避ける(深夜は送風運転に切り替え)
  4. 室外機の周囲に物を置かない(風通しを確保)

夏のピークシーズンの注意点:7〜8月に故障すると、修理業者の予約が1週間待ちになることもあります。5〜6月のうちに点検を受け、不具合があれば早めに修理しましょう。

秋(10月〜11月):暖房切り替えでエラー

頻発するエラー:

  • 四方弁関連エラー:冷房→暖房の切り替え不良
  • 霜取り運転の不具合:センサー異常による誤作動

原因:冷房から暖房への切り替え時に、四方弁(冷媒の流れを切り替える部品)が正常に動作しないことがある。

予防策:

  1. 暖房シーズン前(10月中旬)に試運転を実施
  2. 異音がないか確認(四方弁の動作音は「カチッ」という音)

冬(12月〜2月):低温環境でのエラー

頻発するエラー:

  • 霜取り運転の頻発:暖房能力の低下
  • E4 / E11 / 11(低圧圧力異常):外気温が低すぎる
  • 圧縮機起動不良:低温でオイルが硬化

原因:外気温が0℃以下になると、室外機に霜が付着し、熱交換効率が低下。また、圧縮機内部のオイルが低温で硬くなり、起動時に過負荷がかかる。

予防策:

  1. 寒冷地仕様のエアコンを導入(-15℃対応モデル)
  2. 室外機の設置場所を工夫(風雪が直接当たらない場所)
  3. 積雪地域では、室外機を架台で高い位置に設置

【部品別】寿命と交換費用一覧

エアコンは複数の部品で構成されており、部品ごとに寿命が異なります。ここでは、主要部品の寿命と交換費用を解説します。

部品名 寿命目安 交換費用(部品代+工賃) 故障時のエラーコード例
圧縮機(コンプレッサー) 10〜15年 12万〜25万円 L5, U9, E6, P8, H15, 08
室内機ファンモーター 8〜12年 5万〜8万円 A6, E6, 04, E14, H19
室外機ファンモーター 8〜12年 6万〜10万円 E7, 07, E15, H33
室内機基板 7〜10年 5万〜8万円 M1, E1, 13, E05, H14
室外機基板(インバーター基板) 7〜10年 8万〜15万円 LC, U8, 14, E06, H26, H58
温度センサー(サーミスタ) 5〜8年 2万〜3万円 C4, C9, P1〜P10, 01, 02, F01〜F11
圧力センサー 6〜10年 3万〜5万円 E3, E4, 10, 11, H41, H42
四方弁 10〜15年 4万〜7万円 冷暖切替不良
膨張弁 10〜15年 4万〜6万円 冷房・暖房能力低下
フロートスイッチ 5〜8年 2万〜4万円 A3, P10, 15, E30, H25
ドレンポンプ 5〜7年 3万〜5万円 A3, P10(ポンプ内蔵機種)
リモコン 8〜10年 1万〜2万円 U5, E01, E02, 03, H50
伝送線(配線) 15〜20年 2万〜5万円 U4, U3, 03, E01, E06, H11

💡 部品交換と買い替えの判断基準

部品代が5万円以下:修理を推奨(センサー、リモコンなど)

部品代が5〜10万円:使用年数次第(7年未満なら修理、7年以上なら買い替え検討)

部品代が10万円以上:買い替えを強く推奨(圧縮機、インバーター基板など)

【よくある質問】エラーコードQ&A

Q1: エラーコードが出たり消えたりします。様子を見ても大丈夫ですか?

A:一時的なエラーの可能性もありますが、「断続的に出るエラー」は悪化のサインです。完全に壊れる前に、専門業者に診断を依頼してください。特に、圧縮機系のエラー(L5、U9など)が断続的に出る場合、数日以内に完全故障するケースが多いです。

Q2: リセットすれば直るエラーと、修理が必要なエラーの見分け方は?

A:リセット後、24時間以上正常に動けば一時的なエラーだった可能性があります。しかし、数時間〜1日以内に再発する場合は、実際に故障しています。3回リセットしても再発する場合は、修理が必要です。

Q3: 保証期間内でもエラーコードによっては有償修理になりますか?

A:はい。保証対象は「通常使用での故障」のみです。以下のケースは有償になります:

  • 市販スプレーを使用した場合
  • 自己分解した場合
  • 設置環境が不適切な場合(塩害地域、油煙環境など)
  • 定期メンテナンス(フィルター清掃)を怠った場合

Q4: エラーコードが表示されず、ランプが点滅するだけです。どうすれば?

A:古い機種は、ランプの点滅回数でエラーを知らせます。点滅回数を数え、上記の「ランプ点滅診断表」で確認してください。また、リモコンの「点検」ボタン(隠しボタン)を長押しすると、液晶にエラーコードが表示される機種もあります。

Q5: 複数のエラーコードが同時に表示されます。どれを優先すべき?

A:圧縮機系・インバーター系のエラーを最優先してください(L5、U9、E6、P8など)。これらは致命的で、放置すると完全に壊れます。センサー系エラーは比較的軽度なので、後回しでも構いません。

Q6: エラーコードが出ましたが、冷房は効いています。修理は必要ですか?

A:「動いているから大丈夫」は危険です。エラーが出ている時点で、どこかに異常があります。特に、高圧異常(E3、E10など)や温度異常(F3、H30など)が出ている場合、そのまま使い続けると圧縮機が焼損し、修理不能になります。早急に点検を受けてください。

Q7: 夏場のピークシーズンに故障した場合、修理はいつ来てもらえますか?

A:7〜8月の繁忙期は、修理業者の予約が1週間〜10日待ちになることがあります。緊急対応を希望する場合、割増料金(1.5〜2倍)がかかることもあります。ピークシーズン前(5〜6月)の点検をお勧めします。

Q8: エラーコードの履歴を消す方法はありますか?

A:リモコンの設定メニューから「エラー履歴クリア」を選択できる機種もありますが、履歴を消すことに意味はありません。エラー履歴は、故障の原因を特定するための重要な情報です。修理業者に見せるまで、消さないでください。

Q9: 中古でエアコンを購入しましたが、エラーが頻発します。どうすれば?

A:中古エアコンは、前の使用環境や履歴が不明なため、トラブルが多いです。特に、「動作確認済み」と記載があっても、設置後に不具合が出るケースは非常に多いです。修理費用を考えると、新品を購入した方が安全です。

Q10: 業務用エアコンの修理は、家庭用エアコンの業者でも対応できますか?

A:家庭用エアコンの技術者が、業務用エアコンを修理できるとは限りません。業務用は三相200V電源を使用し、配線も複雑です。必ず「業務用エアコン対応」を明記している業者に依頼してください。

【予防保全】エラーを出さないための年間メンテナンス計画

エラーコードが出る前に、計画的なメンテナンスを行うことで、故障を未然に防ぎ、エアコンの寿命を延ばすことができます。

家庭用・小規模店舗向け メンテナンス計画

時期 実施内容 所要時間 費用目安
毎月 フィルター清掃 10分 無料(自分で実施)
冷房前(4月) 試運転+フィルター交換 30分 3,000円(フィルター代)
夏前(5月) 業者による点検 1時間 5,000〜8,000円
暖房前(10月) 試運転+ドレンホース清掃 30分 無料(自分で実施)
2〜3年に1回 分解洗浄 2〜3時間 12,000〜18,000円

業務用エアコン向け メンテナンス計画

時期 実施内容 所要時間 費用目安
毎週 フィルター清掃(飲食店・美容室) 10分 無料
毎月 フィルター清掃(オフィス) 10分 無料
3ヶ月に1回 室外機周辺の清掃 30分 無料
冷房前(4月) 業者による点検 1〜2時間 8,000〜15,000円
年1回 分解洗浄(飲食店・美容室) 4〜6時間 30,000〜60,000円
2年に1回 分解洗浄(オフィス) 4〜6時間 30,000〜50,000円
5年に1回 冷媒ガス量の点検・補充 2時間 20,000〜30,000円

✅ メンテナンスのコストパフォーマンス

年間メンテナンス費用(点検+清掃):約3〜5万円

突然の故障による損失:修理費10万円+営業損失(1週間)=15万円以上

結論:計画的なメンテナンスは、突然の故障リスクを90%削減し、長期的には大幅なコスト削減になります。

【重要】信頼できる修理業者の選び方

エラーコードが出た場合、修理業者選びは非常に重要です。悪質な業者に当たると、不必要な修理を勧められたり、高額請求されたりするリスクがあります。

優良業者の見極めポイント

1. 資格を持っているか確認

業務用エアコンの修理には、以下の資格が必要です:

  • 第二種電気工事士:電気配線工事に必須
  • 冷凍機械責任者(第三種以上):冷媒ガスの扱いに必須
  • 高所作業車運転技能講習:高所設置のエアコン作業に必要

これらの資格を持たない業者は、違法作業を行っている可能性があります。ホームページや名刺に資格番号が記載されているか確認しましょう。

2. 見積もりが明確か

優良業者は、以下の項目を明確に記載した見積書を提出します:

  • 出張費(診断費)
  • 部品代(型番と単価)
  • 工賃(作業時間と単価)
  • 消費税
  • 合計金額

「一式」や「諸経費」という曖昧な項目が多い見積書は要注意です。

3. 修理前に必ず説明があるか

優良業者は、修理前に以下を説明します:

  • 故障の原因
  • 修理方法と作業時間
  • 修理費用の総額
  • 修理後の保証期間
  • 買い替えとの比較(使用年数が長い場合)

説明なしにいきなり作業を始める業者は、後から高額請求されるリスクがあります。

4. 保証期間があるか

修理後の保証期間は、最低でも3ヶ月は欲しいところです。優良業者は6ヶ月〜1年の保証を付けます。保証がない業者は避けましょう。

5. 押し売りしないか

悪質な業者の特徴:

  • 「今すぐ決めないと割引できません」と急かす
  • 「このままだと危険です」と不安を煽る
  • 修理ではなく、高額な新品エアコンを強引に勧める
  • 相見積もりを嫌がる

修理費用の相場【詳細版】

修理内容 費用相場 作業時間
出張診断(見積もり) 5,000〜10,000円 30分〜1時間
センサー交換 20,000〜30,000円 1〜2時間
基板交換(室内機) 50,000〜80,000円 2〜3時間
基板交換(室外機) 80,000〜150,000円 3〜4時間
ファンモーター交換(室内機) 50,000〜80,000円 2〜3時間
ファンモーター交換(室外機) 60,000〜100,000円 3〜4時間
圧縮機交換 120,000〜250,000円 1日
ガス漏れ修理+冷媒補充 30,000〜80,000円 2〜4時間
ドレンホース清掃・交換 10,000〜20,000円 1時間
分解洗浄(家庭用) 12,000〜18,000円 2〜3時間
分解洗浄(業務用4馬力) 30,000〜50,000円 4〜6時間

⚠️ こんな業者には要注意

  • 飛び込み営業:「近くで工事していたので」と訪問してくる業者
  • 極端に安い:「出張費無料」「診断無料」を謳い、後から高額請求
  • 即決を迫る:「今日契約すれば50%オフ」などの甘い言葉
  • 現金払い限定:クレジットカードや振込を受け付けない(領収書も出さない)
  • 連絡先が携帯電話のみ:トラブル時に連絡が取れなくなるリスク

【お得情報】業務用エアコン入替の補助金・助成金

業務用エアコンの入替には、国や地方自治体の補助金・助成金が使える場合があります。条件を満たせば、購入費用の10〜30%が戻ってきます。

主な補助金制度

1. 省エネ補助金(経済産業省)

対象:中小企業・個人事業主

補助率:工事費の1/3(上限あり)

条件:最新の省エネ基準を満たすエアコンへの入替

申請時期:年度ごとに募集(6月頃が多い)

2. 地域の省エネ機器導入補助金

対象:各自治体により異なる

補助率:5〜20万円(定額)

条件:古いエアコンの廃棄証明が必要な場合あり

3. 小規模事業者持続化補助金

対象:従業員20名以下の小規模事業者

補助率:経費の2/3(上限50万円)

条件:「経営計画書」の提出が必要

💡 補助金申請のポイント

補助金は「後払い」が基本です。先にエアコンを購入・設置し、後から申請して補助金を受け取ります。また、年度予算が尽きると締め切られるため、早めの申請が重要です。

申請書類の作成は複雑なので、業者に代行を依頼することもできます(手数料1〜3万円)。

保証と修理保険の活用

メーカー保証の内容

業務用エアコンのメーカー保証は、通常以下の通りです:

  • 本体:1年間
  • 圧縮機:3年間
  • リモコン:1年間

ただし、以下のケースは保証対象外になります:

  • 市販スプレーの使用
  • 自己分解
  • 定期メンテナンス(フィルター清掃)の怠慢
  • 設置環境の不適切(塩害地域、油煙環境など)

延長保証サービス

購入時に延長保証(有料)に加入すると、保証期間を5〜10年に延長できます。費用は本体価格の5〜10%程度です。

延長保証のメリット:

  • 突然の故障でも修理費ゼロ
  • 予算が立てやすい
  • 修理業者を探す手間が省ける

延長保証のデメリット:

  • 保証料がかかる(5万円程度)
  • 保証会社によっては、対応が遅い
  • 自然災害は対象外

【実例集】こんなエラーが出たらどうする?

実際にあった相談事例をもとに、エラーコードが出たときの対応パターンを解説します。

修理費用の相場 vs 買い替えコスト比較

「修理と買い替え、どちらが得なのか?」これは最も多い質問です。ここでは、具体的な金額を示しながら、判断基準を解説します。

ケース1:飲食店で「ダイキン E6」が出た(使用年数12年)

📍 相談内容

名古屋市中区の居酒屋様から「エアコンが突然止まって、E6というコードが出ている。今日は金曜日で満席予約が入っている。なんとか動かしたい」というご相談。

🔍 診断結果

E6は「圧縮機過電流・ロック」。圧縮機が固着(ロック)して回らなくなっている状態。コンタミなどの蓄積が原因と推定。

💰 提示した選択肢

  • 選択肢A:圧縮機交換 → 修理費18万円、工期半日
  • 選択肢B:新品入替 → 本体+工事28万円、工期1日

✅ 最終判断

お客様は新品入替を選択。理由は「12年使っているから、他の部品も心配。金曜の営業には間に合わないが、週明けに新品が入る方が安心」とのこと。

📊 その後

新品(ダイキン4馬力)に交換後、電気代が月1.5万円削減。1年半で差額10万円を回収。「もっと早く替えればよかった」とのお声をいただきました。

ケース2:美容室で「三菱 P31」が頻発(使用年数6年)

📍 相談内容

名古屋市東区の美容室様から「P31というエラーが月に2〜3回出る。そのたびにブレーカーを落として復旧させている。店の雰囲気が悪くなるので何とかしたい」。

🔍 診断結果

P31は「ドレンパン水位異常(フロートスイッチ作動)」。ドレンホースの詰まりで排水できず、水が溢れかけている状態。原因は、ヘアスプレーの粉塵とホコリが混ざってヘドロ化。

💰 対応

  • ドレンパンの清掃 + ドレンホース交換
  • 費用:3.5万円
  • 作業時間:2時間

✅ その後

清掃後、エラーは一切出なくなりました。定期メンテナンス契約(年1回の清掃)も締結。美容室は粉塵が多いため、年1回の清掃が必須とアドバイス。

ケース3:オフィスで「パナソニック H11」が出た(使用年数3年)

📍 相談内容

名古屋市中村区のオフィス様から「新しいエアコンなのにH11が出て動かない。保証期間内だと思うが、修理はどこに頼めばいいのか」。

🔍 診断結果

H11は「室内外通信異常」。配線の接触不良が原因。施工時の配線処理が甘かった可能性。

💰 対応

メーカー保証適用(無償修理)。保証書を確認したところ、あと2年保証期間が残っていた。配線を接続し直して復旧。

✅ 教訓

3年以内のエラーは、まず保証書を確認すること。多くの業務用エアコンは「本体3年、圧縮機5年」の保証が付いています。自費で修理する前に、必ず保証期間をチェックしましょう。

ケース4:工場で「日立 05」が出た(使用年数15年)

📍 相談内容

名古屋市港区の工場様から「エアコンが止まった。05というコードが出ている。工場なので暑くて作業にならない」。

🔍 診断結果

05は「室外機異常(圧縮機系)」。15年使用しており、圧縮機の寿命。修理見積もり:20万円。

💰 提案

工場は天井が高く、熱がこもりやすい環境。通常の業務用エアコンでは能力不足になりがち。省エネ性能が高い最新機種への入替を提案。

✅ 最終判断

お客様は入替を選択。さらに、もう1台追加して2台体制に。理由は「1台故障しても、もう1台でカバーできる」とのこと。電気代は2台になっても、古い1台のときより安くなった。

業種別:よくあるエラーと対策

業種によって、エアコンの使用環境が大きく異なります。ここでは、業種ごとに「よく出るエラー」と「その対策」を解説します。

飲食店(レストラン・居酒屋・焼肉店)

よく出るエラーコード

  • E6 / P8(圧縮機過電流) – 油汚れによる熱交換器の目詰まり
  • A3 / P31(ドレン異常) – 油煙がドレンパンに蓄積
  • E3 / E10(高圧異常) – 厨房の高温環境による過負荷

原因

調理時の油煙が最大の敵です。油は空気中に浮遊し、エアコン内部に吸い込まれます。熱交換器に付着した油は、ホコリと混ざって固まり、空気の流れを妨げます。

対策

  1. 年2回の分解洗浄を必須に – 一般家庭の2〜3年に1回ではなく、飲食店は年2回(夏前・冬前)が理想
  2. フィルター清掃を週1回 – 油汚れは早めに落とさないと固着する
  3. 厨房と客席のエアコンを分ける – 可能なら、厨房専用エアコンを設置
  4. 7年で計画的に入替 – 飲食店のエアコンは7年が寿命と考える

⚠️ 焼肉店は特に厳しい

焼肉店のエアコンは、5年でも限界に達することがあります。無煙ロースター導入でも、完全には油煙を防げません。リース契約で5年ごとに新品に交換する方が、修理費を考えるとトータルで安くなります。

美容室・理容室

よく出るエラーコード

  • P31 / A3(ドレン異常) – ヘアスプレー・カラー剤の粉塵
  • E6 / E14(ファンモーター異常) – 髪の毛がファンに絡みつく
  • C4 / P4(センサー異常) – 薬剤の成分がセンサーに付着

原因

ヘアスプレー、パーマ液、カラー剤などの化学物質の粉塵・ミストがエアコン内部に入り込みます。これらは粘着性が高く、通常のホコリよりも除去が困難です。

対策

  1. 年1回の分解洗浄 – 粉塵が固着する前に洗浄
  2. フィルター清掃を月2回 – 目視でフィルターが白っぽくなったら即清掃
  3. 換気扇との併用 – スプレー使用時は換気扇を必ず回す
  4. エアコンの吹き出し口を客席から遠ざける – 施術スペースに直接風が当たらない配置に

オフィス・事務所

よく出るエラーコード

  • U4 / U3(通信異常) – マルチエアコンの配線トラブル
  • H11 / E01(通信・制御異常) – リモコン集中管理システムの不具合
  • F10(フィルター目詰まり) – 清掃忘れ

原因

オフィスのエアコンは、複数台を集中管理しているケースが多く、配線や通信のトラブルが起きやすいです。また、清掃が後回しにされがちで、フィルター目詰まりも多いです。

対策

  1. 定期点検契約を結ぶ – 年2回、専門業者に点検してもらう
  2. フィルター清掃を月1回 – 総務担当者が実施
  3. 集中管理リモコンの操作マニュアルを作成 – 誤操作を防ぐ
  4. エラー発生時の連絡フローを決めておく – 誰が業者に連絡するか明確に

小売店・アパレルショップ

よく出るエラーコード

  • C4 / C9(温度センサー異常) – ホコリ・繊維の蓄積
  • A5(凍結保護作動) – 過度な冷房設定
  • U0(冷媒不足) – 長期間のフル稼働による微量のガス漏れ

原因

アパレルショップは、衣類の繊維が空気中に舞いやすい環境です。また、「お客様が快適に買い物できるように」と、夏は過度に冷房を効かせる傾向があり、エアコンに負担がかかります。

対策

  1. フィルター清掃を月2回 – 繊維は目詰まりしやすい
  2. 設定温度は28℃推奨 – 25℃以下は凍結リスクが高まる
  3. 閉店後の送風運転 – 内部の湿気を飛ばす
  4. 年1回の冷媒圧力チェック – ガス漏れの早期発見

季節別:エラーコードの発生傾向

エアコンのエラーは、季節によって発生パターンが異なります。ここでは、季節ごとの傾向と対策を解説します。

夏(6月〜9月):最もエラーが多い時期

よく出るエラー

  • E3 / E10 / H41(高圧異常) – 外気温が高く、室外機が放熱できない
  • E6 / L5(圧縮機過電流) – フル稼働による過負荷
  • A3 / P31(ドレン異常) – 結露水の量が増え、ドレンが詰まりやすい

原因

夏は冷房をフル稼働させるため、エアコンに最も負担がかかる時期です。特に、猛暑日(35℃以上)が続くと、室外機が放熱しきれず、エラーが頻発します。

対策

  • 室外機の周辺を清掃 – 雑草や物を置かない
  • 室外機に日よけを設置 – 直射日光を遮る
  • 設定温度を28℃に – 26℃以下は過負荷のリスク
  • 夏前(5月)に点検 – シーズン前の点検で故障を未然に防ぐ

冬(12月〜3月):暖房トラブルが増加

よく出るエラー

  • U0 / E4(低圧異常・冷媒不足) – 低温時の冷媒圧力低下
  • H6(圧縮機ロック) – 低温時の起動不良
  • E7 / E15(ファンモーター異常) – 霜取り運転の負荷

原因

冬は暖房運転のため、室外機が冷たい空気を吸い込みます。このとき、室外機の熱交換器にが付着し、空気の流れを妨げます。霜取り運転(デフロスト)が頻繁に作動し、エアコンに負担がかかります。

対策

  • 室外機の周囲に雪を積もらせない – 雪かきを忘れずに
  • 設定温度は20℃推奨 – 22℃以上は過負荷
  • 補助暖房を併用 – ストーブやヒーターと組み合わせる
  • 冬前(11月)に点検 – 暖房能力のチェック

春・秋(移行期):久しぶりの運転でエラー多発

よく出るエラー

  • あらゆるエラー – 長期間使っていなかったため、不具合が顕在化

原因

春(4月〜5月)や秋(10月〜11月)は、「久しぶりにエアコンをつけたらエラーが出た」という相談が急増します。冬の間(または夏の間)に内部で故障が進行していた可能性があります。

対策

  • シーズンオフでも月1回は試運転 – 動作確認を兼ねて10分程度運転
  • 春・秋に点検を実施 – 本格的なシーズン前に不具合を発見

DIYで直せるエラー・直せないエラー

エラーコードが出たとき、「自分で直せないか?」と考える方も多いでしょう。ここでは、DIYで対応できるエラーと、絶対にプロに任せるべきエラーを分類します。

✅ DIYで対応可能なエラー

1. フィルター目詰まり系(F10など)

対応方法:

  1. 前面パネルを開ける
  2. フィルターを取り外す
  3. 掃除機でホコリを吸い取る
  4. 水洗いして完全に乾燥させる
  5. 元に戻す

2. リモコン電池切れ(E01、E02など)

対応方法:

  1. リモコンの電池を交換
  2. リモコンの液晶が映らない場合は電池切れの可能性大

3. ブレーカー落ち・電源トラブル(U2、E13など)

対応方法:

  1. 分電盤のエアコン専用ブレーカーが落ちていないか確認
  2. 落ちている場合は、一度上げてみる
  3. 再度落ちる場合は、電気系統の故障なのでプロに依頼

4. ドレンホースの詰まり(A3、P31など)

対応方法(簡易版):

  1. 室外のドレンホース出口を確認
  2. 出口に枯葉やゴミが詰まっていたら取り除く
  3. ホースを手で軽く揉んで詰まりを押し出す
  4. 市販の「ドレンつまり取りポンプ」を使う(ホームセンターで1,500円程度)

⚠️ ドレンホースDIYの注意点

ドレンホースを無理に引っ張ったり、針金を突っ込んだりすると、ホースが破損したり、内部の部品を傷つけたりする可能性があります。簡単な清掃で直らない場合は、プロに依頼してください。

❌ 絶対にDIYしてはいけないエラー

1. 圧縮機系エラー(L5、U9、E6、P8など)

理由:圧縮機は高圧ガスを扱う危険な部品です。素人が触ると、ガス漏れや爆発のリスクがあります。

2. 基板交換が必要なエラー(M1、E1、H14など)

理由:基板は電気回路の知識がないと交換できません。間違った配線をすると、ショートして火災の原因になります。

3. 冷媒ガス関連エラー(U0、E4、H42など)

理由:冷媒ガスの充填には、法律で定められた資格(冷凍機械責任者)が必要です。無資格で作業すると、法律違反になります。

4. ファンモーター交換(E6、E7、E14など)

理由:ファンモーターは重量物で、取り外しには専用工具が必要です。落下すると怪我のリスクがあります。

修理業者の選び方【悪徳業者に注意】

エアコンの修理業者選びは、修理費用を大きく左右します。ここでは、良い業者の見分け方と、悪徳業者の手口を解説します。

✅ 良い業者の見分け方

1. 資格を持っている

  • 冷凍機械責任者 – 冷媒ガスを扱うための国家資格
  • 電気工事士 – 電気配線を扱うための国家資格
  • 建築物環境衛生管理技術者 – 大型施設の空調管理資格

ホームページに資格者の名前と資格番号が掲載されているか確認しましょう。

2. 見積もりが明確

「出張費」「診断費」「部品代」「工賃」が明確に分かれている見積書を出す業者は信頼できます。

3. 作業前に現状説明がある

「今、どこが壊れているのか」「修理にいくらかかるのか」「修理しない場合のリスク」を説明してくれる業者は誠実です。

4. アフター保証がある

修理後、最低でも1ヶ月の保証を付けてくれる業者を選びましょう。「修理したのにまた壊れた」というトラブルを避けられます。

5. 地域密着型

地元で長年営業している業者は、評判を大切にするため、適当な仕事はしません。

❌ 悪徳業者の手口

手口1:「今すぐ修理しないと大変なことになる」と脅す

「このまま使うと爆発する」「火事になる」と不安を煽り、高額な修理を押し売りする業者がいます。冷静に判断しましょう。

手口2:見積もりなしで作業を始める

「とりあえず見てみます」と言って分解し、後から「部品代が〇〇万円かかる」と請求する手口です。必ず、作業前に見積もりを要求してください。

手口3:不必要な部品交換を勧める

「ついでに基板も交換しましょう」「フィルターも新品にしましょう」と、本当は必要ない部品交換を勧める業者がいます。

手口4:「今だけキャンペーン」で即決を迫る

「今日契約すれば半額」「あと1時間で締め切り」と、冷静な判断をさせない手口です。

⚠️ こんな業者には注意

  • 会社の住所・電話番号が不明瞭
  • ホームページがない、または情報が少ない
  • 領収書を出さない
  • クーリングオフの説明がない
  • 「絶対に直る」と保証する(機械に絶対はない)

よくある質問【エラーコードQ&A】

Q1: エラーコードが出たり消えたりする。放置しても大丈夫?

A: ❌ 危険です。「出たり消えたり」は、故障の前兆です。完全に壊れる前に、点検を受けてください。特に、圧縮機系のエラー(L5、U9など)が断続的に出る場合、ある日突然完全に壊れます。

Q2: リセットすれば直るエラーと、直らないエラーの見分け方は?

A: リセット(ブレーカーOFF→5分待つ→ON)で直るのは、一時的な誤作動のみです。リセット後も同じエラーが出る場合は、実際に故障しています。

Q3: エラーコードの履歴を確認する方法は?

A: メーカーによって操作が異なります。

  • ダイキン:リモコンの「点検」ボタンを3秒長押し
  • 三菱:リモコンの「点検」ボタンを2回押す
  • パナソニック:リモコンの「試運転」ボタンを5秒長押し

Q4: 修理費用の相場を教えてください

A: エラーの種類によって異なります。

修理内容 費用相場
センサー交換 2万〜3万円
基板交換 5万〜10万円
ファンモーター交換 5万〜10万円
圧縮機交換 12万〜25万円
冷媒ガス補充 3万〜6万円

Q5: 保証期間はどれくらい?

A: 一般的に、本体3年、圧縮機5年です。ただし、メーカーや機種によって異なるため、購入時の保証書を確認してください。

Q6: エラーが出ても、応急運転で使い続けていいですか?

A: ❌ おすすめしません。応急運転は、あくまで「修理までの一時しのぎ」です。長期間使うと、故障が悪化し、修理費用が高額になります。特に、圧縮機系のエラーが出ている場合、無理に使うと完全に壊れます。

Q7: 同じエラーが年に何度も出る。これは正常?

A: ❌ 異常です。同じエラーが繰り返し出る場合、根本原因が解決されていない証拠です。修理業者に「なぜ繰り返すのか」を説明してもらい、根本的な対策を取ってください。

Q8: サンヨーやナショナルのエアコン、本当に修理できないの?

A: ほぼ不可能です。理由は2つ:

  1. 部品の保有期間が終了 – メーカーは生産終了後10年で部品を廃棄
  2. 互換部品がない – 他メーカーの部品は使えない

配線や設定ミスのエラー(E01、L04など)なら直る可能性がありますが、圧縮機・基板系のエラーは修理不可です。

Q9: 修理と買い替え、どっちが得か一発で分かる方法は?

A: 以下の計算式で判断してください。

【簡易判断式】

修理費 × 2 > 新品価格 → 買い替え

修理費 × 2 < 新品価格 → 修理

例:

  • 修理費12万円、新品価格30万円 → 12万×2=24万 < 30万 → 修理でOK
  • 修理費18万円、新品価格30万円 → 18万×2=36万 > 30万 → 買い替え

Q10: エアコンの寿命は何年?

A: 家庭用:10〜15年、業務用:7〜12年が目安です。ただし、使用環境によって大きく変わります。

  • 寿命が短くなる環境:飲食店、美容室、工場(油煙・粉塵が多い)
  • 寿命が長くなる環境:オフィス、住宅(定期清掃している場合)

エラーを出さないための予防策

エラーコードが出てから対応するのではなく、エラーを出さないための日常メンテナンスが重要です。

毎日やること

  • ✅ 冷房運転終了後の送風運転(30分) – 内部乾燥でカビ予防

週1回やること(飲食店・美容室)

  • ✅ フィルター清掃 – 油煙・粉塵が多い環境は週1必須

月1回やること

  • ✅ フィルター清掃(一般的な環境)
  • ✅ 室外機周辺の清掃 – 雑草・ゴミの除去
  • ✅ ドレンホース出口の確認 – 詰まりチェック

年2回やること(夏前・冬前)

  • ✅ プロによる点検 – エラー予防の診断
  • ✅ 冷媒圧力チェック – ガス漏れ早期発見

2〜3年に1回やること

  • ✅ 分解洗浄 – 内部の汚れを徹底除去

💡 予防メンテナンスの費用対効果

年2回の点検(1回1万円 = 年2万円)を実施すると、突然の故障を防げます。突然の修理費(5〜20万円)に比べれば、圧倒的に安上がりです。さらに、エアコンの寿命が3〜5年延びるため、トータルコストは大幅に削減できます。

まとめ:修理 vs 買い替えの最終判断基準

このページでは、全メーカーのエラーコードを網羅的に解説しました。最後に、「修理すべきか、買い替えるべきか」の判断フローをまとめます。

【業種別】エラー発生頻度ランキング

20年間の施工・メンテナンス実績から、業種別に「よく出るエラーコード」をランキング化しました。自社の業種と照らし合わせて、予防策を講じてください。

飲食店(焼肉・居酒屋・レストラン)

順位 エラーコード 原因 予防策
1位 A3(ドレン異常) 油汚れでドレン詰まり 年2回のドレン清掃
2位 F3(吐出温度異常) 熱交換器に油膜が付着 年1回の分解洗浄
3位 E7(ファンモーター過電流) ファンに油が固着 グリスフィルターの併用
4位 U0(冷媒不足) 油による配管腐食 室外機の定期洗浄

飲食店のエアコンは寿命が短い!

一般オフィスのエアコン寿命は10〜12年ですが、飲食店(特に焼肉店)はわずか5〜7年です。油汚れが致命的だからです。「まだ7年しか使ってない」ではなく、「もう7年も使った」と考えるべきです。

美容室・理容室

順位 エラーコード 原因 予防策
1位 C4(熱交換器センサー異常) ヘアスプレーの付着 月1回のフィルター掃除
2位 A6(ファンモーター過負荷) 髪の毛がファンに絡む 年1回のファン清掃
3位 U4(通信異常) 化学薬品による配線劣化 配線の定期チェック

オフィス・事務所

順位 エラーコード 原因 予防策
1位 C9(吸込温度センサー異常) 経年劣化 10年目でセンサー予防交換
2位 U4(通信異常) 配線の接触不良 5年ごとの配線点検
3位 L5(インバーター過電流) 基板の寿命 10年で買い替え計画

【FAQ】よくある質問

Q1: エラーコードが出たり消えたりします。故障ですか?

A:「間欠的なエラー」は、故障の前兆です。完全に壊れる前のサインなので、早めに点検を受けることを強く推奨します。特に以下のパターンは要注意です:

  • 朝イチだけエラーが出る → センサーの接触不良
  • 暑い日だけエラーが出る → 圧縮機の過負荷(寿命の可能性)
  • 雨の日だけエラーが出る → 配線の水濡れ・漏電

「たまにしか出ないから大丈夫」と放置すると、真夏や真冬に突然完全故障します。

Q2: エラーコードが出たけど、冷房は効いています。修理必要?

A:必要です。「動いているから大丈夫」は危険な考え方です。エラーコードが出ているということは、保護装置が作動している証拠です。保護装置は、機器を壊さないために動作を制限しています。

例えば、「A3(ドレン異常)」が出ていても冷房は効きますが、ドレン水があふれて天井から水漏れする可能性があります。「C4(センサー異常)」が出ていても冷房は効きますが、温度制御ができず電気代が跳ね上がります。

Q3: 複数台のエアコンが同時にエラーを出しました。なぜ?

A:以下の可能性があります:

  • 停電・瞬停があった:一時的なエラー。リセットで解決
  • 電源電圧の異常:近隣の工事や落雷の影響。電力会社に確認
  • マルチエアコンの場合:室外機の故障。全台修理が必要

Q4: 「試運転」ボタンを押したらエラーが出ました。故障?

A:試運転は、わざと全機能を強制的に動かすモードです。普段は使わない機能も動かすため、隠れていたエラーが表面化することがあります。これは良いことです。本格的に使い始める前にエラーが分かったので、対処できます。

Q5: 業者に「基板交換が必要」と言われましたが、本当?

A:セカンドオピニオンを推奨します。残念ながら、一部の業者は「基板交換」を多用します。なぜなら、基板は高額(5〜10万円)で利益率が高いからです。

本当に基板が原因かどうかは、以下を確認してください:

  • 電圧測定をしたか?
  • センサー配線を点検したか?
  • 水濡れや虫の侵入をチェックしたか?

これらを確認せずに「基板交換」と言う業者は、技術力が低いか、不誠実です。

Q6: サンヨーのエアコンですが、パナソニックの部品は使えますか?

A:使えません。サンヨーは2011年にパナソニックに統合されましたが、製品の設計は完全に別物です。部品の互換性はゼロです。

パナソニックに問い合わせても、「サンヨー製品の部品はありません」と断られます。修理は事実上不可能なので、買い替えを検討してください。

【コスト比較】10年間のトータルコスト試算

「修理と買い替え、どっちが得?」を数字で明確にします。

ケース1:10年使用した4馬力エアコン(オフィス)

パターンA:修理して使い続ける

項目 金額
今回の修理費(基板交換) 8万円
今後5年の電気代(古いエアコン) 50万円
追加修理費(想定2回) 10万円
合計 68万円

パターンB:新品に買い替える

項目 金額
新品エアコン本体+工事 28万円
今後5年の電気代(最新エアコン) 30万円
修理費 0円(保証内)
合計 58万円

結論:10万円の差で買い替えが有利

さらに、以下のメリットも加味すると、買い替えの価値は絶大です:

  • 故障リスクゼロ(安心感)
  • 自動清掃機能(メンテナンス不要)
  • 静音性向上(快適性)
  • IoT機能(利便性)

【チェックリスト】買い替えを決断すべき10のサイン

以下の項目に3つ以上当てはまる場合、買い替えを強く推奨します。

  1. ☐ 使用年数が10年以上
  2. ☐ 冷房の効きが明らかに悪くなった
  3. ☐ 異音(キュルキュル、ガラガラ、ブーン)がする
  4. ☐ 電気代が以前より30%以上高い
  5. ☐ 年に2回以上エラーが出る
  6. ☐ ドレン水が漏れたことがある
  7. ☐ 室外機が錆だらけ
  8. ☐ リモコンの反応が悪い
  9. ☐ 臭いが洗浄しても消えない
  10. ☐ 致命的エラー(L5, U9, E6など)が出た

3〜5個該当:そろそろ買い替えを検討する時期です。見積もりを取ってみましょう。

6個以上該当:今すぐ買い替えを推奨します。壊れる前に計画的に交換しましょう。

【フローチャート】あなたのエアコンは修理?買い替え?

Q1: 使用年数は何年ですか?

  • 3年未満 → 修理(保証期間の可能性あり)
  • 3〜7年 → Q2へ
  • 7〜10年 → Q3へ
  • 10年以上 → 買い替え

Q2: 出ているエラーコードは?

  • 軽度(センサー系・通信系) → 修理
  • 重度(L5, U9, E6, P8など) → 買い替え検討

Q3: 修理見積もりはいくらですか?

  • 5万円以下 → 修理
  • 5〜10万円 → 買い替え検討
  • 10万円以上 → 買い替え

買い替えのメリット【おさらい】

  1. 電気代が年間5〜10万円削減(10年前の機種と比較)
  2. 故障リスクがゼロに(新品保証付き)
  3. 自動清掃機能で臭いなし(最新機種)
  4. IoT機能で遠隔操作可能(スマホアプリ)
  5. 補助金・助成金が使える場合も(省エネ機器導入補助)

サンヨー・ナショナル機器をお使いの方へ(最重要)

繰り返しになりますが、サンヨーとナショナルの機器は修理不可能です。エラーコードが出た時点で、買い替えのサインだと受け止めてください。

「まだ動いているから…」と先延ばしにすると、真夏や真冬に突然故障し、工事業者の手配が間に合わなくなります。計画的な更新をお勧めします。

愛知県名古屋市の業務用エアコン対応【新空調】

当社は、愛知県名古屋市および近郊エリアを中心に、業務用エアコン・店舗用エアコンの専門対応を行っています。

対応エリア:名古屋市全域 +

※ 千種区・東区・北区・西区・中村区・中区・昭和区・瑞穂区・熱田区・中川区・港区・南区・守山区・緑区・名東区・天白区
※周辺の尾張地域(春日井市・小牧市・北名古屋市など)もご相談ください。

対応可能な業種・施設

  • 飲食店(米・名駅・金山エリアの居酒屋、カフェなど)
  • 店舗・商業施設(大須商店街、アパレルなど)
  • オフィス・事務所
  • 美容室・サロン・クリニック
  • 工場・倉庫

当社の強み

  • ✅ 全メーカー対応(ダイキン・三菱・日立・東芝・パナソニック)
  • ✅ エラーコード診断無料
  • ✅ 修理 or 買い替えの正直なアドバイス
  • ✅ 撤退メーカー(サンヨー・ナショナル)の入替実績多数
  • ✅ 最短即日対応可能

「エラーコードが出た」「修理すべきか買い替えるべきか分からない」など、エアコンに関するお悩みは、

※お問い合わせの際は、「エラーコード記事を見た」とお伝えください。初回点検料が無料になります。


この記事は、愛知県名古屋市で20年以上にわたり業務用エアコンの施工・メンテナンスに携わってきた専門技術者が執筆しました。全メーカーのエラーコード対応実績があり、お客様の「困った」を最優先に考えた正直なアドバイスを提供しています。

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業務用エアコンリース・販売・取付工事実績は下記になります。

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「新空調からお客様へ」

”またお願いしたい、知り合いに紹介したい”そう思っていただけるサービス提供を目指して

チェック!

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平素より格別のお引き立てを、ありがとうございます。私たち新空調は、創業以来たくさんの方に支えられながら、企業としてここまで成長させていただきました。

当社では、業務用エアコンの販売、取り付け工事、修理やクリーニングといった作業を通じ、より快適な空間を提供できるようにと考えております。業務用エアコンというのはその環境において、目には見えないながらも非常に重要な役割を果たすものでもあります。少しの不調でも、営業や生活に大きな影響を与えてしまう場合があります。新空調ではお客さまが安心価格で1日でも早く快適な空間で過ごせるよう、お手伝いできればと考えております。

「また新空調さんにお願いしたい」「新空調さんに紹介してよかった」そうお客さまに思っていただくことが、私どもの理想とする所でございます。安心してお任せいただけるよう、常にお客様に細心の注意を払ってサービスをご提供させていただいております。また、お客さまとのコミュニケーションを大切にしながら、親切・丁寧な対応をモットーに努力を続けて参る所存です。

これからも、より地域に貢献できる会社へと成長し、皆さまに愛され信頼していただけるサービスをご提供していきたいと思います。何かお気づきの点がございましたら、どうぞ遠慮なく弊社スタッフまでお申し付けくださいませ。
今後とも、ご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

新空調について

業務用エアコン取り付け工事に熟練した技術を持つスタッフが丁寧・的確に作業を行います。新空調で活躍するスタッフは、業務用エアコンの取り付け工事に確かな技術を持っています。お客さまのご要望に対しても迅速に対応させていただき、安心してお任せいただけるよう、日々努力をいたします。

確かな提案力と安心の価格設定で信頼していただける企業に。

当社では、お客さまの費用を極力おさえられるよう、広告や告知に極力費用をかけずに営業活動を行っております。より安心してお任せいただけるよう、お客さまに合わせたプランをご提案させていただきます。業務用エアコンや家庭用エアコンの販売、取り付け工事に関するお見積もりは無料にてご対応させていただきますので、遠慮なくお申し付けください。

業務用エアコンの故障や不調などアフターケアも安心してお任せください。

業務用エアコンは取り付けすれば終わりというわけではありません。経年劣化による汚れなどのメンテナンスや、故障などの不調の際の修理対応にも、新空調ではしっかりと対応させていただきます。新空調に任せておけば安心だと思っていただけるよう、きめ細やかなアフターフォローを心がけて参ります。定期的なアフターケアなどにもお伺いいたしますので、いつでもお気軽にご相談ください。

多くのお客さまにご満足、喜んでいただけるよう努力を続けて参ります。

「新空調にお願いしてよかった。知り合いに紹介して良かった。」そういっていただける、真心のこもったサービスのご提供を目指していきます。また、お客さまとのコミュニケーションも大切にし、地域へ貢献できる企業へと成長していくよう全力を尽くしてまいります。

業務用エアコンの豆知識

業務用エアコンは購入するよりもリースが断然お得!

業務用エアコンを入れたいけど、買うと高いし…とお悩みの方は多いようです。そんなときはリースがおすすめです。リースのメリットのひとつは、初期費用がかからないことです。通常、業務用エアコンは工事費も含めると、導入時に数十万円程度かかります。このように、業務用エアコンを購入するとかなりの初期費用がかかりますが、リースなら月々の支払だけですぐに導入できます。しかも、リース料金は経費で処理できるので、節税対策にもなります。

業務用エアコン取り付け工事の手順とは

業務用エアコンの取り付け工事は、まず現地調査や見積もりが無料の業者に、現地調査と見積もりを依頼しましょう。無料ですから、調査や見積もりをしてもらうだけで、工事を依頼しなくてもかまいません。現地調査では、プロが設置予定場所を見て、いろいろなアドバイスをしてくれますから参考になります。実際の取り付け工事は、まず業務用エアコン本体を取り付けて試運転をします。試運転して問題がなければ工事完了です。業務用エアコンは定期点検や洗浄などが必要ですから、わからないことはなるべくその場で業者スタッフに聞いておきましょう。

業務用エアコンの修理、クリーニング依頼のポイント

業務用エアコンを使っていると、ほこりや汚れなどが溜まるので、定期的にクリーニングが必要です。特にフィルターはこまめにクリーニングしないと、目詰まりして冷房能力が落ちる原因になります。多くの場合、業務用エアコンは定期点検を行っているので、クリーニングも一緒にやってもらえます。業務用エアコンの修理については、素人ではわからないことが多いので、業務用エアコンに異常があったらすぐ業者を呼んで、見てもらうようにしましょう。専門知識のない人が業務用エアコン内部をいじると感電したり、かえって故障が悪化することがあります。

業務用エアコンの無料見積もりの流れ

業務用エアコンを販売したりリースやレンタルしている業者の見積もり方法は様々です。有限会社新空調では業務用エアコンの設置予定場所を見て、一番適した機種を選んで提案いたします。もちろん見積もりは無料ですし、見積もり後に施工依頼をしなくても、見積もり料などを請求することはありません。業務用エアコンのお見積もり希望の場合は、お気軽に有限会社新空調までご相談ください。

「新空調」の業務用エアコンプロスタッフをご紹介!

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