業務用エアコンの取り付け工事費用は、家庭用のエアコンと比較するとかなり高額です。

そのため、インターネットで情報収集をする、YouTubeなどの動画を見ながら自分で取り付けようと考えている方もいらっしゃることでしょう。

 

しかし、結論から言えば、「業務用エアコンの取り付け工事は、コストをかけてもプロに任せた方が良い」ということです。

その理由とは、次のようなもの。

・固定するのが難しいため

・必要な専用の工具が多いため

・電気工事など資格が必要な作業を伴うため

・様々な危険性があるため

 

まず、おすすめしない理由の1つは「固定するのが難しいため」です。

家庭用のエアコンと同じように、業務用エアコンにも壁掛けタイプのものがあります。

壁に固定用の金具を取り付けて、引っ掛けるだけなら一般の人でもできると考えてしまうことでしょう。

しかし、一般的な壁は石膏ボードが使われています。

業務用エアコンの室内機は、家庭用よりも重量があるため、きちんと固定をしないと落下事故などを引き起こす場合があるのです。

それから、壁を傷めることになる可能性も考えられます。

ボードに下地があれば、きちんと固定できますが、そうでない場合にはボードアンカーなどを使わないと固定するのは難しいでしょう。

 

また、必要な専用工具なども多いため、揃えるのが難しいです。

業務用エアコンの取り付け工事は、ただ固定するだけではなく、電気配線を確実に接続しなければ動かすことができません。

このような電気配線の接続については、きちんと資格を持った人が行う必要があるのです。

無資格で勝手に接続しようとすれば、感電事故や機器の故障などを引き起こす可能性があります。

危険ですし、そもそも無資格の人が勝手にやってよい作業ではありませんので、絶対にやめましょう。

最もおすすめしない理由は、様々な危険が伴うためです。

例えば、配管や配線を通すために天井裏に入るとします。

天井裏が広くとられている場合もありますが、ほとんどは狭く、ライトがないと状況を確認できない場合がほとんどです。

また、人が歩くという想定がされていないため、天井裏には釘が飛び出ていることもあります。

手や足などを負傷する、天井を踏み抜いてしまうなどの恐れも考えなければならないのです。

天井を踏み抜いてしまうと、天井材の交換、クロスで仕上げている場合には、クロスの張り替えなども必要となるでしょう。

 

このような理由から、業務用エアコンの取り付け工事は、自分で行うのではなくプロに任せた方が様々な面で安心です。

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