
業務用エアコンの能力や、現在設置されている機器の馬力が分からなくても、取付工事の相談はできます。ただし、必要な能力は床面積だけでは決まりません。用途、建物の構造、在室人数、人の出入り、窓、熱源、使用時間などを確認し、設置条件と合わせて機種を検討します。
既設機について確認する情報
入れ替えの場合は、室内機や室外機の銘板にあるメーカー名と型番を確認します。型番が読めない場合は、安全に撮影できる位置から機器全体と銘板の写真を用意し、分かる範囲を相談窓口へ伝えてください。高所へ上がったり、カバーを外したり、電装部や配線に触れたりする必要はありません。
- 室内機・室外機のメーカー名と型番
- 室内機と室外機の台数、現在の運転方法
- 冷えにくい、暖まりにくい、停止するなど現在の状態
- 店舗・事務所の改装、用途変更、在室人数の変化
- 希望する工事時期と、業務上避けたい時間帯
既設機と同じ能力がそのまま適するとは限りません。設置後に用途や室内条件が変わっている場合もあるため、現在の使い方を基準に確認します。
能力選定で確認する条件
業務用エアコンの能力は、広さに加えて、室内で発生する熱や外気の影響によって必要量が変わります。目安表だけで機種を確定せず、次の条件を整理します。
- 床面積、天井高、建物の構造
- 店舗、事務所、飲食店、工場などの用途
- 通常の在室人数と、人の出入りの多さ
- 窓や出入口の位置、日射や外気の影響
- 調理機器、OA機器、照明、製造設備などの熱源
- 運転時間、同時に空調する範囲、個別運転の必要性
- 寒冷地など、暖房能力を確認したい地域条件
必要能力より小さい機器では希望する温度に届きにくい場合があり、大きければよいとも限りません。能力、室内機タイプ、電源、配管・ドレン、室外機の設置条件をまとめて比較してください。
購入・工事を決める前の流れ
- 分かる範囲で型番、写真、広さ、用途、人数、熱源を伝える
- 追加確認が必要な場合は、図面や現地の設置条件を確認する
- 能力、室内機タイプ、電源、工事範囲をそろえて見積りを確認する
- 本体の納期、工事日程、追加費用が生じる条件を確認してから発注する
機器を先に購入すると、能力や電源、設置スペース、配管条件が合わない可能性があります。本体支給で工事だけを依頼する場合も、購入前に型番と設置条件を施工業者へ伝え、工事可否と見積範囲を確認してください。
相談前のポイント
能力が分からないこと自体は相談の妨げにはなりません。既設機の情報と現在の使い方を分かる範囲で整理し、機器と工事を同じ条件で確認することが大切です。
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